伊勢大神楽

八舞八曲

八舞

鈴の舞、四方の舞、跳びの舞、扇の舞、楽々の舞の5つの舞は神事舞と呼ばれています。大神楽の原型かつ古い舞。猿田彦が獅子を誘導するのが特徴です。

 

吉野舞、剣の舞、神来舞は伊勢大神楽固有の舞で御幣や鈴、剣などの依代や採物を使うお祓いの舞とされています。依代や採物とは神を降臨させる道具で神霊がこの世に現れるときに宿るとされているもののことです。

八曲

大神楽は獅子頭による神事舞である八舞が基本ですが放下芸と呼ばれる芸事を八舞の間に組み入れています。これら芸事を舞とは別の「曲」と呼び八つあることから八曲と名づけました。現在放下芸は総舞の中で演じられます。

八曲のうち綾採りの曲、水の曲、手毬の曲、傘の曲、献燈の曲、剣三番叟は古くからあるはなれ技で道化(チャリ)芸が加わります。残りの玉獅子の曲、魁曲は放下の曲芸と獅子舞を合わせた新曲です。